今回は、マグネットコンダクターの不具合が起こった場合の確認手順を記していこうと思います。
まず、経緯ですが、
①送水先浄水池の低水位警報が発報し、ポンプが自動運転していないことに気づいた。
②監視モニターから、自動↔手動のモード切り替えはできるが、ポンプを起動することができない。
以上のことから、現場対応となりました。現場の状況ですが・・・。
①盤面に警報等(アラーム)無し。
②盤内のブレーカーのトリップも無し。
③配線の焼付きも確認したが、特に目立った箇所無し。
ちょっと、お手上げ状態になろうとしていたときに、何気なくマグネットコンダクターの励磁したときに引っ込む箇所を押してみるとかなり硬い。
押した状態で、一次側と二次側の導通を見てみると、繋がっていないことが判明。一度、本体前面を外して、再度無理やり押し込んで導通を測定すると、今度は、導通を確認できました。
「引っかかっていただけか〜。」と、再度、運転を試みましたが、マグネットコンダクターが動作せず・・・。
もしかして・・・マグネットコンダクターのコイル部分が焼き付いているんのではないかと、コイル部分の導通を見てみると、やはり無い・・・。焼き付いてる。
以上を持って、原因は、「マグネットコンダクターのコイルが焼き付いたため、ポンプが起動できなかった。」でした。
【まとめ】どうしても、電気的な部分から疑ってしまい、原因追求までに遠回りしてしまいました。結果的には、コイルの焼付きなので電気的な不具合には違いないですが、機械的な部分を疑って見ることの大切さを改めて再確認できました。今日も、清浄にして豊富低廉な水つくりを目指してがんばります。
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