【再確認】減圧槽から減圧弁への切り替え法

体験談

水道事業では、ご法度の「断水」。この、断水が起こる原因が、災害以外であれば、

お題でもある、弁操作、切り替えミスによるものがあります。

減圧槽内の塗装や、フロート弁の点検など、切り替えることはあまりない作業なだけに、

「あれ?どうやって切り替えたっけ??」となります。

今回は、その弁操作手順を確認していきたいと思います。

〈注意〉

記載は、私が行っている手順であって、全てに当てはまるものではありません。作業を行う方の責任において御参考ください。

なお、一次側・・・流入側  二次側・・・流出側という意味で記載しています。

〈はじめに〉

作業前に確認しておかなければならないことがあります。それは、減圧槽の流入弁開度です。

フロート弁による水位調整の場合、流入弁を閉め調整していることがあります。

これを確認しておかないと、減圧弁から戻すときにパニックになります。水を濁らせないためにも、必ず確認しておきましょう。

〈減圧弁の洗浄〉

1,減圧弁二次側にある、ドレン弁(管)を全開にします。

2,減圧弁一次側弁をゆっくりと開けていきます。(この時点で、ドレンされなけらば、減圧弁の圧力調整か、分解整備が必要かと思います。

3,濁りが出てきたら、全閉し、これを数回繰り返して濁りが出なくなるまで行います。

4,濁りが出なくなったら、減圧弁一次側弁を全閉にします。

5、減圧弁二次側弁も、同様に行います。

6,ドレン弁を閉めます。(可能であれば、少し開けておいて、水が流れているかの確認をします。)

〈減圧槽から減圧弁に切り替え〉

1,減圧弁一次側弁を全開にします。

2,減圧弁二次側弁を開けながら、減圧槽二次側弁を閉めていきます。(ここは、二人で行ったほうが良いかと思います。)

3,減圧槽一次側弁を閉めます。

〈まとめ〉

もし、管の末端で、圧力を測定しておかなければならない場合は、切り替え前後で測定作業が入ってきますね。

水道施設の技術的基準を定める省令では、配水管から給水管に分岐する箇所においての水圧の範囲は、0.15以上0.74Mpa以内となっています。

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