たーし13
循環期も終わり、あまり水質の変化がない季節になりました。
雪解け水が入ってこなければ、それほど水質が変化しないようになってきましたね。
しかし、河川から取水しているからには、変化があることは考えておかなければなりません。
今回は、水質計器校正のタイミングについて考えて見たいと思います。
所長
計器と実測値の誤差があるからと、安易に校正しないように!
監視している中で、トレンド上に変化があると、計器の不具合と考えて、手分析を行い校正をしてしまいがちですが、その手分析値、本当に正しいのでしょうか?
手分析で測定する計器が2台あり、2台とも同じような数値を表したのであれば良いのですが、連続計器と手分析計器の1対1では、本当に正しいか怪しいですよね。
たーし13
特に、変化をしている最中は校正もタイミングがむずかしいですよね。
以上の点から、校正は、変化のない日常からおこなっておきましょう。また、水質の変化は、本当に異物が流れ込んでいる可能性もあるわけですから、安易に考えないように対応しましょう。
校正頻度や目安は、各事業体でことなるでしょうから、そちらの決まりを参考にしてください。
となみに、私達の事業体では、各水質項目(濁度色度等)で、差異を決めて逸脱した場合、校正するようにしています。
いかがだったでしょうか。水質計器の監視は、重要な任務です。予め、変化時の取り決めをしておけば迷うこともなく、対応できるかと思います。今日も、「清浄にして豊富低廉」な水作りをめざしましょう!
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