【被害】台風等による高濁度対策と停電時の注意点

体験談
たーし13
たーし13

台風が九州に接近してきました。

台風への事前準備は、前回お話した通りですが、台風による被害は大きく分けて

1、降雨による高濁度

2、暴風や雷による停電

以上の2点が主な被害になるかと思います。では、対応と注意点を確認していきます。

1、高濁度について・・・厳守しなければならないことは、各ろ過池の出口濁度が0.1度を超えないことです。そのために、 ①ピークカットを行う。(高濁度水を取水しない。または、減らす)②PAC注入率やアルカリ度補助剤を適正にする。③排泥回数を増やす。④ろ過池洗浄を増やす。などがあります。

たーし13
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自治体によっては、処理水濁度を重視するところもあるようです。

2、暴風や雷による停電・・・現場に行ってからの確認が必要になりますが、安全第一です。間違っても、①暴風の中、確認に行ったり、②切れて垂れ下がっている電線に触ったり近づいたりしてはいけません。(地面が濡れているので感電の可能性があります。)③一人行動をしないことも大事です。

所長
所長

停電で、中央監視ができなくても、数時間は配水池水位が保てるるよう、事前に水位を確保しておくことが大切です。

【まとめ】いかがだったでしょうか。何事も事前準備がしっかりしていれば、何かあっても慌てることはないかと思います。しかし、停電が長引いたり、想定より濁度が上昇したりすると焦ってしまいます。ですが、こんな時こそ、知恵を出し、経験を生かして乗り切りたいものです。くどいですが、絶対に安全第一です。いつもは、「清浄にして豊富低廉な水つくり」を目指してがんばりますが、今夜は、最小限の被害で収まるよう、最善をつくしましょう!

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