先入観で作業すると失敗します

電気

新年度になって、とにかく不具合が多いです。特に、テレメーター回線系の不具合が多いです。

今回は、テレメーター異常が発報したときに行った確認方法で、私が失敗したことをお話したいと思います。

テレメーター回線の異常発報があった場合、まずはN◯Tに連絡して回線チェックをお願いします。
ここで、N◯Tは回線に電圧をかけて回線の抵抗値等を確認します。

この方法でチェックを行った場合、考えなければならないのが、施設側のテレメーター機器まで含んでのチェックになっているということです。

つまり、回線が悪いのか、テレメーター機器が悪いのかがはっきりとわかりにくいということです。

では、どうすれば良いか。

答えは、電柱に設置している保安器内で、施設側につながっている線を離線して、ワニグチクリップ等でループさせて、回線チェックをしてもらうことです。

ここで私の失敗談になるのですが。

電柱に設置している保安器ですが、どちらがN◯T側かわかりますか?
答えは下です。ですので、上の二本の線を外してループさせて、回線チェックしてもらうと、
不具合が、N◯T側か施設の機器側にあるのかわかります。

しかし、上の方にN◯Tの回線があり、下の方に施設の機器があるとどうしても、反対だと思いませんか?(なので、反対側を離線してしまいました。)

よく考えればわかることですが、先入観で間違ってしまった例です。(機器の破損等はありませんのでご安心を)

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